JCOGについて
患者さんの治癒率の向上と、
胃がん治療の発展をめざして
Our Mission
私たちJCOG(Japan Clinical Oncology Group)は、がん患者さんの治癒率の向上を目指して発足した多施設共同研究グループです。
がんに対する有効な治療法を開発し、これを適正な臨床試験による評価を行うことにより、様々ながんに対する標準治療(科学的根拠に基づいて第一に推奨される最良の治療)の確立を目的として研究活動を行っています。
この研究活動を通して、各種がんの治癒率の向上とがん治療の質の向上を図ることを目標としています。全国で約190の医療機関の計約580の診療科が所属しており、多くの医師、研究者、医療従事者らが参加・協力しています。
私たちは、現在、得られている最良の科学的証拠(エビデンスと言います)に基づく、胃がん治療を提供しております。
胃がん患者さん一人ひとりの状況に即して、最も良いと考えられる治療方針の立案を心掛けております。溢れる情報の中から、胃がん患者の方々が迷うことなく、適切な治療を受けられるよう全力でサポートして参ります。
現在の最良の医療をもってしても、十分な治療成績であるとは言えません。今後、より優れた胃がん治療を開発していくことが必要不可欠であると考えます。
現在の標準治療よりも優れていると考えられる新しい治療法や高度な医療は、臨床試験として、その効果を理論的に検証されています。JCOG胃がんグループでは数多くの臨床試験を提供しております。
日本の胃がん診療は世界をリードする存在にあります。JCOG胃がんグループを中心に日本から多くの胃がん治療のエビデンスを発信してきました。
これからも、多くの優れた胃がん診療のエビデンスを構築して、世界へと発信し続けていくことが、JCOG胃がんグループの責務であると考えております。
胃がんの診断を受けた後に、身体的・精神的な苦痛の中にいる患者さんとその家族を一人でも多く救い、社会復帰ができるよう、日本の胃がん治療に携わる医師で治療選択を共有し、治療内容の正当性や透明性を担保しております。
私たちはこれまでに、胃がんを克服し、社会復帰をされた多くの方々に関わって参りました。